
氏神社(うじがみしゃ)は、産土神社(うぶすなじんじゃ)、鎮守社(ちんじゅしゃ)ともいい、各地区の氏子の人たちが、昔からその地区で代々受け継いできた御社殿をお守りし、地区や氏子の安全守護を祈願し、各祭典を奉仕してきています。
氏神社は、神様をお祀りしている単なる宗教施設というだけではなく、その地区の生活の中心として、又地区の文化、伝統の継承、日本の心、霊魂の継承としての大きな役割を負っております。
熊本市の北部の地区にもたくさんの氏神社がありますが、当神社が担当しています氏神社37社をご紹介します。
ほとんどの氏神社が江戸時代から又はそれ以前から、その地区に連綿と受け継がれてきておりますが、氏子の戸数が少ないところも多く、神社の維持管理に苦労している神社が多いのが現状です。
社殿も江戸時代に建築された神社もありますし、氏子の方の御浄財により再建されました神社もあります。現在はどの氏神社も、氏子の皆様の心のよりどころになっております。祭典の様子をホームページで紹介していきます。神社の神様、又日本の文化伝統にふれていただき、日本人として忘れていたもの、ご先祖から受け継いだアイデンティティを思い出していただきたいと思います。
殺伐とした世の中です。氏神社は暗闇の中に輝いている街路灯のようなものです。神社の信仰、日本人の信仰が日本を明るくすることを願っています。