伊勢神宮参拝と南紀の旅

伊勢神宮参拝と南紀の旅

平成30年8月28日~30日の2泊3日、氏子崇敬者の方々と参拝旅行に行ってまいりました。天候にも恵まれ充実した時間となりました。

一日目

〇愛知県名古屋市熱田区 熱田神宮参拝

ご神体は三種の神器の一つ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)です。

八咫鏡(やたのかがみ)は内宮、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居の「剣璽の間」にお祀りされています。

〇三重県伊勢市 二見興玉神社参拝

古くより神宮参拝の前に二見浦の海水で禊をする浜参宮という習わしがあります。

夫婦岩

沖合700mに鎮まられる猿田彦大神縁りの興玉神石(霊石)と日の出を遥拝するための鳥居です。

移動し、一日目は鳥羽温泉に宿泊です。

二日目

〇三重県伊勢市 伊勢神宮 皇大神宮(内宮)正式(御垣内)参拝

わが国で最も尊い天照大神様をおまつりしています。

ご神殿は、外から順番に板垣(いたがき)、外玉垣(とのたまがき)、内玉垣(うちたまがき)、穂垣(みずがき)というもので囲まれていて、その中心に正殿があります。今回は御垣内、外玉垣の内より参拝致しました。

五十鈴川にて手水をし身を清めました。

清廉な空気を感じながら、ただひたすらに頭を垂れました。

〇伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)参拝

豊受大御神はお米をはじめ衣食住の恵みをお与えくださる産業の守護神です。

〇和歌山県新宮市 熊野速玉大社参拝

熊野三山の一社、速玉大社。

自然を畏怖し崇める自然信仰から始まり、のち仏教との習合が進み、衆生を救う救済の神様となりました。

移動をし、二日目は勝浦温泉に宿泊です。

三日目

〇和歌山県東牟婁郡 熊野那智大社 正式参拝

熊野三山の一社、那智大社にて正式参拝を致しました。

拝殿は御創建1700年記念事業として、拝殿銅板屋根葺き替えを中心とした境内施設整備工事が行われていました。

現宮司様は熊本のご出身です。

那智大社の由来・那智御瀧・熊野信仰などのお話をいただき、境内を見学させていただきました。

 

〇那智の瀧・熊野古道散策

那智の奥、大雲取連山に48もある瀧の中で一番高い那智御瀧。

高さ133m、滝壺の深さ10m、流下する水量毎秒1トン。

御滝そのものが大己貴命(おおなむちのみこと)のご神体です。熊野の神様は元々ここでお祀りされていました。

「熊野三山」へ参詣するための道 世界遺産「熊野古道」。

古来から天皇をはじめ庶民まで多くの人々が通り、室町時代には「蟻の熊野詣」といわれるほど列をなしたとか。

熊野古道にはいくつかのルートがありますが、今回は那智御滝の近く、中辺路(なかへち)の大門坂を歩きました。

〇串本・千畳敷 南紀白浜

和歌山県東牟婁郡串本町の潮岬、本州最南端です。

千畳敷は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤(約4ヘクタール)。

瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだした砂岩は打ち寄せる波に浸食されて壮大な景観です。

国の名勝に指定されています。

 

今回の参拝旅行は、名古屋に入り紀伊半島を一周し大阪から帰路に着くという長路となりましたが、伊勢神宮を始め参拝した各社・訪れた各所にて悠久の時を感じ、あらためて大自然へ心震わせ畏怖の念をもち、心澄む充実した旅となりました。

 

西浦荒神社プロフィール

西浦荒神社
西浦荒神社
古来から人間は、火に対して畏れの気持ちと感謝の気持ちを持ち、家の守護神として、作物の神として信仰してきました。激しい霊威、神威をもたれているので、火の神、竈の神を荒神と呼んでいます。